自走するチームを創り出す

投稿日:2015/07/26 カテゴリー:ブログ

「チーム」に所属する人達は私たちの周囲には大勢存在します。広辞苑で「チーム」を検索すると、関連する複合語もチームプレー・チームリーダー・チームワーク等と幾つも出てきます。

このようにチームという言葉は身近にあり、なんとなく知っていても、本当の意味での真のチームを経験したことがある人、チームを創り上げている人は実際には多くはいないのではないかと思います。

チームが機能していく過程をタックマンは形成期・衝突(混乱)期・統一期・機能期という4段階で説明しています。

厳しい衝突(混乱)期を乗り越え、さらに統一期を経て、機能期で初めて真のチームができあがり、自分たちが望む成果を十分に得られますが、その時期を早く創り出し、その期間を長く保ち続けることが組織としては求められます。

そこでチームは、売上を伸ばすとか顧客満足度を高めるとかという、眼の前の目標のもっと先にある自分たちの信念や価値を考え、チームの存在意義を明確にしていくとチームのパフォーマンスは一気に進化して改善していきます。

チームの機能やパフォーマンスを良くしていき、活発な方向にどんどん促進させていくために有効な方策の一つがチームコーチングです。チームコーチングでは、チームの向かう方向や大切にする信念や価値などを、参加するメンバー全員で確認しながら、チームとして決断し、行動していくようにとチームコーチがリードしていきます。

チームメンバー一人一人のパフォーマンス改善のためにパーソナルコーチングも必要に応じて行いますが、コーチは最終的にはチームメンバーだけで結束して成果に向かって突き進むための支援をしていきます。

そして最終的にコーチの手を借りずに自走していくチームを創り出していきます。

では、上手く機能していないチームはどうすれば「チーム」としてのパフォーマンスが行えるようになるのでしょうか。

大事なのはコミュニケーションです。

自分たちについて深く掘り下げて考えていき、チームとしての存在意義が納得のいくものであれば、チームメンバーは忌憚なく話し合い、助け合う事が可能となっていきます。

例え衝突しても、対立を恐れずに意見を交換し合う土壌を創りだすことがチームでは重要なので、話し合う姿勢・体制を醸成していくこともチームコーチが大切に扱います。

更にリーダーシップについても考えていきます。

チームが動いていくときには、リーダーシップが十分に発揮出来ることが求められます。チームの要である任務上(役職上)のリーダー(トップ)は任命されたリーダーとしてのリーダーシップを有効に発揮できることが必要なのは勿論ですが、さらにチームメンバーがそれぞれ自分の得意分野や気づいた事象に対して、状況に応じたリーダーシップを発揮すること、責任を持って発言することが重要です。

チームコーチはそのことに気づくように働きかけます。そしてチームメンバーがお互いを補完していくと、チームは目標に向かって早く進み、良好に機能することをチームコーチはメンバー全員に体感させます。お互いを補完する「相互支援」はチームワークの本質だと言われているので、チームメンバーの行動をお互いが見守り、必要に応じて手を差しのべて助け合う事は大切です。

そのうえでチームメンバーとその周囲のステークホルダーとの関わり方を考えられるチームになっていくと最強の組織となり、チームコーチとの関わりがなくなった後も、どこまでも自走していけます。

私は、自走し続けるチーム、最強の組織作りを目指して、私たちチームコーチがこれからも多くの「チーム」に関わって活動し続けられれば、世界中に生き生きとした人達を数多く輩出していけると、信じています。

池谷恭子