チームメンバーの当事者意識を引き出す

投稿日:2015/04/28 カテゴリー:ブログ

とある県立病院、5月ゴールデンウイーク、院長、看護部長、事務長、看護師長3人、看護副師長、事務次長、医師、コメディカルの技師の10人が集まりました。チームコーチングに参加するためです。10人は事前に個人別のインタビューを受けていましたが、実際にどのような展開になるのか予想できない状態です。緊張が走ります。

定刻、コーチが話し出します。竹の子の話、ラグビーの監督の話。そんな話を使って今回のセッションを成長の機会にしましょう、成長するためには自分のこれまでに持っている信念を一時手放すことも必要だというようなことを話しています。続いてセッションのルールが紹介され、追加はないかが聞かれます。

いよいよセッションの本番突入です。コーチから質問が出されます。ホワートボードに模造紙が張り出され、「Q1私たちの病院が創りだしたいものは何か」という質問が書き出されます。ポストイットを使った意見交換がなされます。30分くらい、話し合いで結論を創り出します。

休憩を挟んで、次の質問が出されます。「Q2私たちのチームは誰か」メンバーから出る言葉は「エ!??!」。戸惑いながら自分の言葉で答えを創り出し、発表します。発表の順番はメンバー任せです。進行係も書記係もタイムキーパーもメンバーが手分けして任たります。
まとめられた答えを見て、メンバーはみんなの気持ちが一つになる感覚を味わいます。そして自分たちの役割に誇りを覚える気持ちが生まれたことに気づきます。

次の質問は「Q3私たちが大切にしたいことは何か?」チームの共有すべき価値観が問われます。そして次の質問。「Q4この病院の存続が実現する病院はどのような状態か?」そうです、ビジョンが問われています。医療・教育・研究これが問われている領域です。各領域でどんな状態ができれば良いか?どのような状態を目指せばよいか?2つのチームに分かれて議論が進みます。そして話合いの結論が模造紙に書き出されます。それは絵です。全チームで共有されます。続く質問があります。 「Q5実現するためにやらなければならないことリスト」いろいろな意見が飛び交います。

このようなプロセスを創り出しているもの、それは何でしょうか?答えはメンバーの「主体性」です。「当事者意識」です。これが組織を変えるポイントだと思います。

主体性、それを創り出すのは、「みんなで、自分たちの手で経営の課題を診つけること」そして「その課題解決方法を自分たちの手で考案する」ことです。正しい解を求めるのではなく、自分たちが共感できる解を見つける、これが大切です。

が、その後の組織運営を効果的にするためには、より正しい解も必要です。「現状を的確に見る」ことが必要なのです。その業界で、その業態では、どのような観点で現状を観察すればより正しい考察が実現するか?組織を経営するための見識が必要です。チームコーチはそれを実践できます。だから、安心して委ねていいのです。

皆さんの組織の活性化をしたいと思いませんか?それでしたらチームコーチングを、是非お役立て下さい。

株式会社日本チームコーチング協会
代表取締役 今給黎 勝