「チームコーチング」という研修はないのです

投稿日:2015/08/19 カテゴリー:ブログ

「チーム」という言葉を聞く、あるいは、「チーム」という言葉を見ない日はないのではないでしょうか。それほど巷には「チーム」という言葉が溢れています。

私たちチームコーチは「チーム」という概念を明確に定義しています。つまり、「チーム」とは何かです。この定義については、このリレーブログのなかでも詳しく説明がされているので、敢えて触れることは差し控えますが、世の中の集団やグループがチームになるのはそう簡単なことではないように思います。そして簡単ではないが重要なこのプロセスを支援するのが、我々チームコーチのミッションです。

私はチームコーチですが、研修講師でもあります。研修講師として、ビジネスコーチング研修を数多く手掛けています。活性化した組織をめざし、組織にコーチングを導入する事例が増えてきたこともあり、私の仕事のなかでも高い比率を占めるようになっています。

そのなかで、私は意図的に機会をつくって、チームコーチングの話をするようにしています。時代はチームの時代。今後あらゆる組織がメンバーの満足度を満たしながら、かつ高い成果をあげるにはチームの存在が欠かせません。だから、チームコーチングの話をするのです。

そうすると、こんな質問や依頼がくることがあります。
「では、うちでチームコーチングの研修をして下さい。1日でいいですか?それとも2日は必要ですかね?」
通常の研修であれば、「あっ、ありがとうございます。では、日程の調整をしましょう!」という、なんということもない対応となります。しかし、チームコーチングはそうはいかないことを説明しなければならない事態となるのです。

「すみません、チームコーチングは研修ではないのですよ・・・」
「えっ、研修じゃない? じゃ、何なんですか!?」

ここから、チームコーチングとはなんたるかの説明に入る状況となります。チームコーチングとは、我々チームコーチが直接依頼を受け、目的を持った集団(通常はワーキンググループ)が、成果を生み出すビジョンを共有したチームへと変容していくプロセスをリードしていく役割を果たすものである、と。

選ばれしメンバーが、その組織の命運をかけたチームへと変貌を遂げていく。
道のりは甘くはない。今の自分の長年のものごとを見るものさし・・・メンタルモデル、さえ否定しなければならない状況に直面することもあります。

しかし、ビジョンを共有し、自らのミッションを深く理解し、メンバー全員が一人ひとりその責任を自覚したとき、輝かしいチームが誕生する、そのことは確かなのです。

株式会社コム

代表取締役 小川安夫